ここは昭和55年(1980)までNHK教育で放送されていた「みんなの科学・たのしい実験室」を懐かしむホームページです。当時のメモをもとに番組の放送内容を紹介します。

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#480927 折りたたみ翼飛行機

▲ひところハンググライダーで最も一般的な形式は,三角形の凧のような形のロガーロ翼のものでした。
手元の『日経サイエンス別冊・アマチュアサイエンス』(日本経済新聞社刊 C.L.ストロング著 佐貫亦男訳)という本によれば,このロガーロ翼と言うのは,
1951年にフランシス・M・ロガーロとその妻ガートルードがそれで特許を得た三角凧です。
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ロガーロの凧は,宇宙船を大気突入後,無事に地表へ帰還させるために,パラシュート代わりになる装置を研究するのに,数百万ドルを投入した成果の一端です。

結局,宇宙船内部への格納方法に支障があり,本来の目的には採用されませんでしたが,1970年ころからアメリカで流行しだしたハンググライダーの一形式として,構造が簡単で製作が容易な事からさかんに使われるようになりました。
この放送があった1973年当時,日本ではハンググライダーなどという遊び,増してやロガーロ翼自体が珍しい時期で,あんな構造で本当に飛行するのか不思議に思ったものです。
なおこの2・3年後に『スカイ・ハイ』というハンググライダーのでてくる映画が上映されて,一気に一般的な存在になりました。

ところで凧と飛行機ですが,その揚力の発生のメカニズムは若干違いがあります。凧は風圧に押し上げられて,また翼はベルヌーイの定理により吸い上げられて揚力が発生します。(下図)ロガーロ翼はどちらかというと凧系。タイトルの『凧飛行機』というのはぴったりの名称です。

しかし,フェルミ研究所の物理学者デービッド・アンダーソン博士は,この従来からの説明に異を唱えています。
 → 飛行機はなぜ飛ぶのか――「ベルヌーイの定理」説に挑む (New Scientist: 5 月 29 日)



作り方は下のとおりです。バルサ材から切り出した3mm角材が骨組みです。接合部はケント紙を使って補強します。接着剤はセメダインCか,現在なら木工用の瞬間接着剤がいいでしょう。木工用の白いボンドやゴム系のG17などは重くなるし,カチッと固定できないので不可です。
 翼の角度は45度ですが,翼にふくらみをもたせるために,紙のほうは50度の角度で作製します。


なお番組では,上記のグライダー形の発展として,ゴム動力で飛ぶものも紹介していました。
(2000.04.09 Nishi)
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