ここは昭和55年(1980)までNHK教育で放送されていた「みんなの科学・たのしい実験室」を懐かしむホームページです。当時のメモをもとに番組の放送内容を紹介します。

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#540614 アクリル自動車
出演:三井康亘さん(ゲスト)

「自動車」というと4個のタイヤと流線形のボディー・・・これがごく一般的なイメージだが,今日はアクリル板を使った一風変わったデザインのかわいいおもちゃ自動車を作る。2個の模型モーター が,ちょうど「ハ」の字のように外開きにボディーについていて,タイヤなしで走る事ができるモーター直接駆動自動車。有線による操作で前進・後進・停止・回転ができるので,自在な操縦も楽しめる。
《当時の新聞の番組紹介より》

▲三井さんはアクリル樹脂板を主な材料とした,電動のロボットをたくさん作っている方です。この放送はその中から何種類かとりあげて構造の解説をするという形ですすめられました。
アクリル自動車_01
アクリルはプラスチックの中でも固く,また独特の透明感のある素材です。猝亀‥瓩箸茲形容されます。(有機物ですが・・・)しかし,三井さんのロボットはその動きの題材を昆虫や甲殻類・魚類に求めたものが多く,動きは猴機的瓩任后
科学工作は機能一点張りというか,とりあえず動作確認だけだから・みたいな感じで,デザインは二の次になったりしがちですが,三井さんのロボットは造形的にも大変すぐれています。
ただ,アクリル板というのは加工がちょっとやっかいです。切断するだけならオルファのPカッターなり,ノコギリですぐ切れますが,アクリルはツヤが命。そのままの切断面では見た目が悪いので,ヤスリで削ってサンドペーパーをあて,最後にコンパウンドでバフ磨きをかける・という事をやっていると,非常に時間がかかります。
このあたり,キットだとその切断加工が済んでいるのはすごく楽そうです。

上記メモのロボットは,中でも最も簡単な構造ですが動きとしては逆に大変面白いものです。駆動部分はモーターのみで,モーター軸が駆動タイヤとなります。軸は摩擦が少ないので発進・停止時は大きくスリップして,なかなか操縦どおりには動きません。

なお,三井さんのロボットは次のサイトで写真入りで紹介されています。ムービットというネーミングで商品化されていたそうです。私の記憶では確か学研から発売?のような気がしましたが,実際は嘉穂無線からだったそうです。記憶はあてにならないものです・・・
 『EGGPLANT QUARRY』(Takahashiさんのサイト)中の out of place arificats ムービット

(1999.10.12 Nishi)
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その後『子供の大科学』という本を読んだら,学研からは『メカモ』という名前の動物ロボットが1971年(昭和46年)から80年代まで発売されていたことが分かりました。こちらは金属製。あながち私の記憶も捨てたものではないですね(笑)。
  『子供の大科学』 串間努 著/光文社文庫/1997/619円+税

(2000.03.09 Nishi)
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その三井さんからメールが届きました! 一部をご紹介いたします。
1974年11月からアクリルロボットを作り始め、76年3月25日 わたしの傑作「サッカーをするロボット」に出していただきました。番組に手紙を出して売り込みました。それまでに150台くらい作っていたと思います。TV初出演の時はとても緊張したのを覚えています。
「アクリル自動車」のほうは、モーターシャフト直接駆動による工作「ダイレクトドライブカー」と、応用編として、「ハングリーモンスター」という、ビー玉を食べるロボットを紹介しています。

またご自身のサイトをこのたび開設されたそうです。アクリルロボットについてもたくさん情報があります。また,タミヤより『ロボクラフト』という名前でアクリルロボットキットが復活するそうです!
 → 三井康亘ホームページ

【関連書籍】
アクリルロボットの工作
 日本放送出版協会 (1977/05)
  ASIN: B000J8WQ8C

アクリルモーターカーの工作
 日本放送出版協会 (1980/12)
  ASIN: B000J805BC

アクリル テクノロボットの工作
 日本放送出版協会 (1983/01)
  ISBN-10: 4140740485

※復刊ドットコムで「アクリルロボットの工作」の復刊リクエスト投票が行われています。ぜひ御1票を! 
 → No.23954「アクリルロボットの工作」 / 復刊ドットコム

(2003.09.28 Nishi)

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| アクリル板ならまかせろ | 2007/05/17 3:27 AM |








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