ここは昭和55年(1980)までNHK教育で放送されていた「みんなの科学・たのしい実験室」を懐かしむホームページです。当時のメモをもとに番組の放送内容を紹介します。

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【ミニ辞典】みんなの科学・たのしい実験室の本 −書籍版・みんなの科学−
Q:みんなの科学・たのしい実験室の本があったそうですが?

日本放送出版協会『たのしい実験室』(1)なる書籍が出版されていたようです。当サイトをごらんになったMADさんに存在を教えていただきました。
なお,みんなの科学の黎明期調査で功績を残されたCauli.さんもご存知だったそう。世の中,なかなか知らない事は多いものです。
この本には,番組開始から昭和46年3月までの選りすぐりが紹介されているそうです。


書籍版・みんなの科学NHK『たのしい実験室』(1)
 霜田光一監修 日本放送協会編
 日本放送出版協会 刊
 定価580円
 昭和47年2月25日 第1刷発行
 6040−008048−6023
 (C)1972 日本放送協会

MADさんから,表紙のスキャン画像と目次を送っていただきました。ありがとうございます。
さらには本文のコピーまで頂戴してしまいました・重ねてありがとうございます!
 ※MADさん → MAD研究所

物理・化学・生物・電気と幅広い内容を網羅しているのがわかります。
電子工作ではまだICは見当たらず,トランジスタを使うものが主です。ただ,秋の実験で「電灯調光器」ではトライアックを使っています。確か昭和50年以降から使い始めた記憶があるのですが,意外でした。
時代を感じさせるものとしては,春の「物理もよう」と秋の「インスタント現像器」。写真現像のテクニックを使っています。当時は中学校には必ず「写真部」があり,白黒写真の現像・引伸ばしを自前でやることは一般的でしたし,現像液などの薬品も街のカメラ屋で簡単に入手できました。今ではどうでしょうか。
また,秋の「プラスチック立体標本」ではポリエステル樹脂を使う,現在でも行われている方法ですが,すでにこの時期からあったのかな?と,これまた意外でした。
とにかくこれを読んでいると,自分の小学校高学年頃の楽しかった工作少年の日々が想い出されます。(今は工作してても楽しくないのか?とはちょっとちがいます)

ところで書名の後に「(1)」とされていますが,(2)はどうやら発行されなかったようです。
(2001.12 Nishi)
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【ミニ辞典】本家ファンクラブについて
Q:「みんなの科学ファンクラブ」とはどういう組織だったのでしょう?

みんなの科学ファンクラブ昭和50年頃から放送終了まで『「みんなの科学・たのしい実験室」ファンクラブ』というものが存在していました。

たのしい実験室には主として『科学実験グループ』のメンバーが出演していました。私はこのグループは,NHKの技術職員などで構成されたクラブのようなものかと思っていました。しかしその後の情報により,NHK職員では無く,たのしい実験室をサポートするために作られた,各分野の専門家の人たちによるグループだという事がわかってきました。
例えば,放送終了時の司会者をしていらっしゃった安井さんは,もともと実験グループ員でしたが,都立高校の理科の先生(当時)です。
(注:なおその後の調査で科学実験グループは昭和37年頃にはすでに存在していたことが分りました)

そして,ファンクラブですが,実験グループ員でもあったの茨木二郎さん(三田無線)が中心となって,番組とファンとの橋渡し的な存在として組織されたクラブなのだそうです。
そのクラブでは会報なども発行され,番組で取り上げた実験が紹介されていました。電子工作の回路図なども載っているので,苦労した回路図写しから解放されるんだなぁ・と羨ましく思ったものです。(会報は毎月500部ほど発行されていたとの事)
ファンクラブの集いとして工作会なども催されたそうです。
また,毎月最終週に放送の『わたしの傑作』で,クラブの活動が取り上げられた事もあったそうです。

当初,当サイトではそういう経緯がわからなかった事もあり,サイト名として「みんなの科学・ファンクラブ」を名乗っていましたが,ブログ移行を機にサイト名を「みんなの科学・たのしい実験室 - 想い出の広場」に改めました。
(1999.10.20/ 2005.11 Nishi)
※画像の会報は,MATCHYさんの提供によるものです。
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【ミニ辞典】モーちゃん・ター坊
Q:掲示板のアーカイブで見ましたが,『モーちゃん・ター坊』ってなんですか?

モーちゃんとターボー昭和30年頃,マブチモーターで有名な東京科学株式会社(現:マブチモーター株式会社)で使われていたキャラクターで,同社提供の子供向け科学番組に出演していたようです。(下図参照) ただし,放送はアニメではなく人形劇だったそうです。(MHRさん情報)
おそらくター坊が"ボケ",モーちゃんが"ツッコミ"という形態で番組が進行したであろう事が想像されます。
♪モ〜ちゃん・ターボ〜 ・・・いつ〜もふたりでナントカカントカ・という歌の記憶もあります。 
(Nishi)

画像は誠文堂新光社刊『子供の科学』1962年2月号裏表紙のマブチモーターの広告より

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【ミニ辞典】発光ダイオードの記号
Q:たのしい実験室の放送では,最初のタイトルに発光ダイオードの記号がついていましたが,あれは何?

それは電子工作の放送の時,その難易度を発光ダイオードのマークの数で示しているのです。ただしこれは番組終了前1・2年の頃だけの制度です。(ぎんちゃん情報)
※LED1個→入門級
 LED2個→初級
 LED3個→中級
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【ミニ辞典】たのしい実験室の司会者
Q:たのしい実験室の司会者はだれ?

・番組開始時はNHK 河合謙治アナウンサーが司会をされていたようです。
・続いて昭和46年頃までは,NHK 塚越靖一アナウンサー
・昭和46〜49年頃は,桂田実(みのる?まこと?)とおっしゃる,俳優の田崎潤さんに似た割腹の良い感じの方です。(管理人Nishi情報)
※桂田実さんは,たのしい実験室の初期の頃に実験グループとして出演されていた,黒川良康さんの事のようです。黒川さんは医学博士で動燃・放送大学に関係された方で「桂田実」はテレビ出演の時の芸名だそうです。
 → 桂田さん司会時の映像 500318 バケツ鉱石ラジオ

・昭和50年からは,それまで科学実験グループで活躍されていた安井幸生先生がバトンタッチされ,番組終了まで務められました
安井先生はみんなの科学終了後もNHK教育テレビ(通信高校講座?)には何度か出演されていました。現在は都立高校の先生をされているようです。(ぎんちゃん・yokoyamaさん情報)
平成15年現在は,東京の杉並区立科学館の館長をされています。(ご本人情報)
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【ミニ辞典】たのしい実験室のアシスタント
Q:昭和48年頃の「たのしい実験室」に女性アシスタントが出演していたと思うのですが?

・番組中で,3代目司会者の桂田(黒川)さんが「きよみちゃん(あるいは,きみよちゃん)」と呼んでいた記憶があると,"う"さんから情報をいただきました。
S46年度放送リストを見ると,「黒川良康さん・渡辺公代さん」との新聞番組欄の記載もあったことから,アシスタントは「渡辺公代(きみよ)」さんではないかと思われます。
桂田さんと渡辺さんは,番組では親子のような設定でした。
お二人が、お父さんと娘の関係みたいな設定を直接感じたのは、
#460422 ダンボールのいす でした。コメントにも書かせて頂きましたが、
お父さんへのプレゼントという設定で、いすに手紙が付けられており、
「お父さんへ〜」の書き出しだったように記憶しています。("う"さん)

(2008.07.28)

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【ミニ辞典】雑誌での紹介
Q:たのしい実験室の工作が雑誌で紹介されていたそうですが?
当時もあまり知られていなかったようですが、昭和51年ごろの電子工作ものは、放送された翌月ぐらいに発売される「電波科学」という月刊誌に、回路図や解説が載っていました。その記事だけのためにこの雑誌を毎月買っていたので、間違いありません。日本放送出版協会(NHK出版)から出ていたと思います。
のちに雑誌名が何度か変わったあと※、つい数年前に廃刊になってしまいました。(oriheusさん情報 2002.01)

※『電波科学』(〜1985.3)
 →『エレクトロニクスライフ』(1985.4〜1996.4
 →『パソコンライフ』(1996.4〜1997)
と誌名が改題したようです。

また,昭和48年4月から50年3月までの2年間,毎日中学生新聞で放送日の紙面で番組の詳しい紹介記事が掲載されていました。
(Nishi)
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【ミニ辞典】みんなの科学を見たい
Q:みんなの科学を見てみたいのですが?
『放送ライブラリーに、私が生まれる前(うひょ〜)のが1本あるみたいです。』とのぎんちゃん情報を頼りに,横浜はランドマークタワーの近くにある放送ライブラリーへ行って参りました。
残念ながら,収蔵されていたのは「たのしい実験室」ではなく「未来への道」で,S40年4/16放送「科学技術館をたずねて」でしたが,20数年ぶりに聴く本物のオープニングのテーマ音楽には鳥肌がたってしまいました。(2000 Nishi)

※なお,管理人Nishiは実験グループ員だった加藤雅昭さんからいただいた,S54年02/08放送の「360度スリットカメラ」のビデオを所有しています。もし,ご覧になりたい方はご相談ください。
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【ミニ辞典】「技術はひらく」のアシスタント
Q:昭和50年頃の月曜「技術はひらく」に出演の非常に髪の毛の長いアシスタントの女性が気になるのですが。
 長髪美女の研究を行っているSNAKEHEARTさんがかねてから,情報を募集されていらっしゃるようです。このアシスタントが「柴山佳子さん」なる方であることはわかっているのですが。
 ご自身のHPで,詳しく事情を説明していらっしゃるので,何か心当たりのある方はぜひ情報のご提供を。
 → 柴山佳子さん / 中年 ロングヘア−
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【ミニ辞典】ラジオの科学番組
Q:昭和30年頃にはラジオでも少年向け科学番組があったそうですが?

日本短波放送という意外な媒体を使って『ジュニア電子教室』というラジオ番組が毎週日曜のお昼に(午後0時から20分)放送されていたようです。放送のタイトルで分っているのは,
  「静電気の手品」
  「みんなの試作室」
  「公開録音・クイズ劇場」
  「超音波利用のいろいろ」
  「今月の電気工作・お風呂ブザー」
電子教室という名称ですが,幅広く科学の話題を取り上げていたようです。(Nishi)
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